家内の闘病生活に欠かせないツール


私は43歳の男性です。遺伝的にもまったくかつらやウィッグが必要になる可能性も低く、家族にとっても全く縁のないものだと認識していました。ところが、昨年、家内が肺がんであることが発覚して、抗がん剤の投与を始めたことで全く他人事ではなくなりました。

41歳の女性ですから子供の社交の場をはじめ、いろいろなところに出歩きます。もちろん、帽子もかぶることはありますが、基本はかつらに頼ることになるわけです。正直、どんな対策を行っても、病気の影響がアウトプットとして見えなくなることはなく、本当に芸能人やテレビなどで見たいかにも抗がん剤による毛が抜けたからかつらをつけているんだという客観的な見られ方は仕方ないと家内も割り切っています。

ただ、せっかくかつらを使うのであれば、それなりに自分の気に入ったデザインやクオリティのものを使いたいというわけです。

冒頭に記載の通り、一切自分自身に関係ないと認識していたかつらやウィッグですからどこで購入するのか、いくらくらいするのかも家内も含めて知りませんでした。

まさか保険が適用されることはないだろうというくらいの知識です。しかし、家内のような闘病のためのかつらも、お芝居などで使われるかつらも同じ場所で、同じように販売されていることには正直驚きました。インターネットでも医療用といった区切りもなければ、価格帯でもまったく遜色ありません。

家内はこのかつらを数パターン選ぶことによって、女性としての矜持を保つことが出来ているようです。そして、このかつらを卒業することが出来れば、こんな髪型にしたいというかつらをあえて選んで購入して使っています。これが闘病の励みになるのであれば、それも良いでしょう。今では帽子は一切使わず、3パターンのかつらをTPOで使い分けて、外出することにしています。

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